今年も両方買っちゃった 2021年版【会社四季報業界地図】【日経業界地図】

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昨年に引き続き、今年も『会社四季報業界地図』と『日経業界地図』の両方を購入しました。見てるだけでも十分に楽しめて、しかもこの価格。ここまでコスパの高い本はなかなかないです。

一年前に簡単な比較ページを書きましたが、今回はもう少し細かく比較していきます。なお、このページでは『会社四季報業界地図』を「四季報」、『日経業界地図』を「日経」と略します。

去年書いたページ → 業界地図2020年版を入手【会社四季報業界地図】【日経業界地図】2誌を簡単に比較

見た目

まずページを開いたときのパッと見の印象ですが、日経の方は比較的スッキリしている印象です。悪く言えば味気ない感じ。ひとつの企業を囲っている枠が平面的で色も淡いので、古いディスプレイで昔のウェブサイトを見ているような感覚です。

一方で四季報は、囲っている枠に影があって立体的に描かれており、色もグラデーションが使われています。会社のロゴや製品写真が載っている企業もあり、見た目はかなりにぎやかな印象です。悪く言えば見た目がうるさい感じです。

企業を囲っている枠は、日経は角が立っており、四季報は丸まっています。去年も書きましたが、パソコンに例えると日経がWindows、四季報がMacという印象を私は持っています。

業界天気図・業界天気予報

日経では「業界天気図」、四季報では「業界天気予報」というのが掲載されています。実際の天気のように「晴れ」「くもり」「雨」などのマークで示されているので、その業界の業績見通しがどうなっているのかがひと目で分かるようになっています。日経では3つ、四季報では6つのマークで業界天気が示されています。

日経では2021年度の業績見通しだけが描かれていますが、四季報では20年度後半と21年度の2つの天気が示されています。

売上・利益の表記

日経は、海外企業の売上や利益がその国の通貨で表記されていますが、四季報ではすべて日本円で表記されています。四季報で使用されている為替レートは本の最初の方(2021年版は4ページ)に掲載されています。

どちらが見やすいかは人によるかもしれませんが、個人的には日本円で書かれている方がイメージしやすいです。

平均年収・年齢

日経には、日本で上場している企業の多くに、従業員数、大卒初任給、従業員の平均年齢が掲載されています。

四季報は、その業界を代表する日本企業2〜4社の平均年収、平均年齢、総合職の大卒・院卒の平均初任給が掲載されています。

この他に挙げるとすれば、四季報にはいくつかの業界に「もうけの仕組み」という利益構造が掲載されています。その業界のビジネスモデルが見えるので結構面白いです。

それともう一つ、四季報には「オススメ情報源」としてウェブサイトや書籍が紹介されていて、その業界のことをもう少し詳しく知りたい場合に便利です。

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