ウェブサイト制作のためにMac miniに導入したアプリ
WindowsからMacに移行して約1ヶ月が経ったので、私が導入したMacで使えるウェブサイト制作のためのアプリを紹介していきたいと思います。
ちなみに、私はWordPressや静的サイトジェネレーターなどのソフトは使っていません。理由については、別の記事で書きたいと思っています。
テキストエディタ|Jedit Ω
上述したように、私はWordPressなどを使っておらずテキストエディタでHTMLやCSSファイルを作っています。また、データベースやPHPなども使っていないので、テキストエディタには「マルチファイル検索・置換」の機能が必須です。マルチファイル検索・置換とは、通常の検索・置換機能を、指定したフォルダの中にある全てファイルに適用できるものです。この機能によって、サイトの共通部分の変更が簡単に行えます。
Windowsでは「EmEditor」の無料版を使っていました。無料版でも高機能かつ高速で動作するのでかなり重宝していましたが、Windows版しかありません。
Macで使える「マルチファイル検索・置換」機能のついたテキストエディタを検索するといくつか出てきましたが、使えそうなものは「Jedit」「mi」でした。実は5年以上前にiMacを買ったときにも同じことをしており、その時はJeditを使いました。miも一度使った記憶はあるのですが、なぜかわかりませんが使わなくなっていたので、今回もJeditを使うことに決めました。
昔使っていたものは「Jedit X」というものでしたが、これが販売終了になっており、後継として「Jedit Ω」になっていました。無料版もありますが「マルチファイル検索・置換」機能が使えないようなので有料のpro版を購入しました。有料といっても¥1,200の永久ライセンスなので安いほうですよね。
実際に使ってみた感想は、機能的には全く問題ないのですが、ファイルを開いてすぐにスクロールすると1秒後くらいにファイルの先頭に戻されるという現象が起こります。ファイルを開いた直後は毎回こうなるので、ファイルを途中まで読み込んで一度表示させておいて、ファイルを全て読み込んだときに再表示している感じです。環境設定をいじったり、1ヶ月経ったので最新バージョンにアップデートしてみたりしましたが、今のところ直っていません。最初の1秒だけなので、とりあえずそのまま使ってます。
追記:バージョン2.08にアップデートしたところ、ファイルの先頭に戻されるという現象は改善されたようです。(2019年2月1日)
Jedit Ωのサイトこの記事を書いているときに知ったのですが、「BBEdit」というテキストエディタもマルチファイル検索・置換に対応しているようです。ただ、画像を見る限りメニューバーなどが英語になっているので、やや不便かもしれません。無料版もあるようなので、今後の中で検討してみたいと思います。
画像編集ソフト|GIMP
このブログを始めるまでは、画像の大きさを変えたり文字を入れたりすることは少なかったので、WindowsやMacに最初から入っているソフトでも問題ありませんでしたが、商品のレビューなどで画像をたくさん使うので、機能の多い画像編集ソフトが欲しいなと思っていました。
とりあえず、これまでに少し使ったことのあるGIMPを入れてみました。画像編集ソフトではかなり有名なもので、無料で使えてWindows版とMac版両方あります。
画像編集をがっつりとやったことがなく、知識もないしどんな機能があるのかもわからないので、無料で使えて高機能という噂のGIMPは初心者にはありがたい存在です。
GIMPのサイト英語のサイトしかないようですが、ソフトは日本語に対応しています。
画像圧縮ソフト|ImageOptim
これまでは画像の圧縮に「JPEGmini」の無料版のものを使ってきましたが、無料版のため1日に圧縮できるファイル数に上限があることと、画像の質を設定できないことが問題でした。上述しましたが、このブログでは画像をたくさん使うことが予想されるので、ファイル数に上限があるのは論外です。画像の質についてはJPEGminiで圧縮しても、Googleの「PageSpeed Insights」で調べると画像の圧縮を提案されるので、もっと圧縮できることがわかります。
いろいろ調べてみると、無料で使えて画像の質を設定できる「ImageOptim」というソフトにたどり着きました。多くの画像形式に対応しており、使い方も簡単で素晴らしいソフトです。
Mac版しかないようですが、Windowsでもブラウザ上で圧縮できるようです。ブラウザで動作するものは使ったことがないので、機能的なものはわかりません。
ImageOptimのサイトこちらも英語のサイトしかないようですが、ソフトは日本語に対応しています。
FTPクライアントソフト|Cyberduck
レンタルサーバーに接続して、ファイルをアップロード・ダウンロードするのに使います。
Cyberduckは公式サイトからダウンロードすれば無料で使えますが、AppStoreではなぜか有料になっています。私は公式サイトからダウンロードして使っていますが、ソフトを終了するときに毎回寄付金を募るウィンドウが表示されます。おそらく、AppStoreから購入するか、寄付金を払えばこのウィンドウは表示されなくなるとは思いますが、機能制限などがないようなので、私はそのまま使っています。
レンタルサーバーの多くはFTP機能が付いているとは思いますが、私が使ったものは複数のファイルをまとめてアップロードすることができなかった(と記憶している)ので、このようなソフトを使っています。
他のソフトを使ったことがないので比較ができないのですが、操作性も良く、特に不便なく使えています。
Windows版もあり、私がWindowsを使っていた時にもこのソフトを使っていました。
Cyberduckのサイト日本語入力|Google日本語入力
昔からGoogle日本語入力を使ってきましたが、Mac miniではとりあえずデフォルトで入っているもの(「ことえり」と言うらしい)をそのまま使ってみました。一番戸惑ったというか煩わしい点は、どちらも文字をタイプした後にスペースキー2回で変換候補の一覧が出ますが、Google日本語入力ではここでEnterキーを1回押せば入力完了になりますが、ことえりでは2回押さないと入力完了にならないことです。
この他にも細かな点で私に合わなかったので、結局Google日本語入力をインストールしました。
MacでGoogle日本語入力を使う問題点としては、インストールするとLaunchpad上に4つもアプリケーションが表示されることでしょうか。(あ)(あ)(あ)(あ)
Google日本語入力のサイト他
上記で紹介したもの以外でMac miniに入れたものは、Google Chromeがあります。昔はGoogle Chromeがシンプルで高速で動作するブラウザとして有名でしたが、最近ではどのブラウザも似たり寄ったりだと感じています。それだけ成熟化してきたということだと思いますが、私は拡張機能などを使わないので、正直どのブラウザでもいいやと思っています。昔から使ってるから今も使っているというだけです。
他に仕事で使っているものとしては、デフォルトで入っている「スクリーンショット」があります。ディスプレイに表示されているものを画像データとして保存するソフトです。Windowsにも同じようなソフトが入ってましたね。
後は、Windowsの場合は圧縮解凍ソフトを入れないと圧縮・解凍ができませんが、Macではこれが不要です。ターミナルを使えばgzipファイルまで作れてしまいます。コマンドを打つのは面倒ですが…。ただ、ネットで調べるとデフォルトで入っている「Automater」というソフトを使うと、ファイルを右クリックしたときに表れる一覧にgzip変換の項目を追加できるというページを見つけたので、時間ができたらやってみたいと思います。
まとめ
ここで紹介したものは、Jedit Ωを除いてすべて無料のものです。お金を使いたくないという理由もないわけではないのですが、無料のものは機能が限定されているので基本的にシンプルで使いやすいものが多いのです。
電子機器でもなんでもそうですが、人によって合う合わないがあるので、ここでは参考程度に紹介しただけです。WordPressを使うか否かという議論と同じで、どんなソフトを使っても稼げる人は稼げるし、稼げない人は稼げないです。一番大事なのはコンテンツですから。