【AdSense】リンクユニットの収益が激減

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リンクユニットといえば収益が高いことで有名ですが、2019年1月の収益が一年前と比べて半分になっています。

最近アドセンスが元気ないなぁとは思っていたのですが、これまでも浮き沈みはあったので特に気にしていませんでした。ただ、ちょっと心配になったので今回徹底的に調べてみると、リンクユニットだけ収益が激減していることに気がつきました。詳しく調べてみると、何かしらの変更があったようです。

レポートの見方と変更点

アドセンスのレポートページでは複数のタブがありますが、「概要」「クリック数」のタブにはどちらもクリック数の数値が載っています。リンクユニットの場合、2018年7月まではこの2つのタブでのクリック数は一致していましたが、8月からは徐々に開きが出始め、2019年1月には2〜3倍以上の開きが出ています。それに伴って、リンクユニットからの収益もすべり台のように低下しています。

因みに他の広告ユニットでは、もっと以前からこの2つのクリック数に違いがあったようですが(今回初めて知りました)、2〜3割の違いしかないです。

リンクユニットの場合はおそらく、「概要」の方はリンクユニットをクリックした回数で、「クリック数」の方はリンクユニットをクリックした先の広告のクリック数なのだと思っていました。ただ、そう考えると他の広告ユニットでの2つのクリック数の違いをどう解釈すればよいのかわからなくなります。

検索して調べてみると、以下の「AdSenseヘルプ」ページにたどり着きました。

抜粋すると、

  • 概要 - すべての入札方法の全体的なパフォーマンス。[概要] 指標グループには、ページビュー、表示回数、アクティブ ビュー視認可能などの指標が含まれます。
  • クリック数 - クリック単価制に関する指標のみが含まれます(クリック数やクリック率など)。

なるほど。何も知らなかった自分が恥ずかしい・・・。

要するに、「概要」はすべての入札方法の広告パフォーマンスで、「クリック数」はクリック単価制の入札方法のみの広告パフォーマンスというわけですね。

そう考えると、これまでは「リンクユニットのクリック先の広告はクリック単価制の広告だけが表示されていた」となり、2018年8月以降は「クリック単価制以外の入札方法の広告も表示されるようになった」ということになります。

リンクユニットをクリックしたときに表示されるページを確認してみると、数年前に見たものから変わっていました。いつ変わったのかは検索して調べても出てきませんでした。

収益が下がってる原因

・・・で、収益が下がってるのはなぜだ?

クリック単価制以外の入札方法の収益を見てみると・・・0でした。「概要」と「クリック数」の見積もり収益額も一致していました。

「概要」と「クリック数」でクリック数の違いはあるが、収益の違いはない。つまり、クリック単価制以外の広告は表示されてもクリックされても収益ゼロ!これは大問題なはずですが、検索してもリンクユニットの収益が落ちたという記事はひとつも見つかりませんでした。私だけ?

ただ、ここまで収益が落ちても、他の広告ユニットと比べると収益性は同じくらいかそれより高いサイトもあります。ここは悩みどころです。

とりあえず、ひとつのサイトだけリンクユニットを削除してテストしてみたいと思います。

追記:後日、アドセンスのレポートを見て気づいたことですが、入札単価タイプとして「請求不可」という広告がありました。アドセンスのヘルプページ「請求不可のインプレッション」をみると「対応するランディング ページのいずれの広告もユーザーがクリックしない場合、リンクユニットに対する請求不可のインプレッションが記録されます。」となっています。要するに「リンクユニットはクリックされたけど広告はクリックされていない場合に請求不可として記録される」という意味だと思います。確かに、過去のレポートを見ても請求不可の広告の表示回数は現在まで大きな変動もなく安定しています。ただ、2018年7月以前までは請求不可広告のクリック数はゼロで、8月以降に急激に上がっており、それに対応するように収益が下がっていることを考えれば、「7月以前はすべての人が広告をクリックしていた」とするのは無理があるので、何らかの変更があったというのは間違いないと思います。(2019年2月6日)

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