【G913 TKL】初めてのメカニカルキーボード

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今さらながら、ロジクールのキーボード「G913 TKL ホワイト」を購入しました。このホワイトの発売日は2020年9月となっているので、1年半経ってますね。

私はずっとパンタグラフを使っていてメカニカルキーボードを触るのが初めてだったので、そこも含めてレビューしていきたいと思います。

目次

購入した経緯

これまでは、ロジクールの「CRAFT」を3年近く使っていました。2万円以上するのでそこそこ価格は高いですが、高機能でWindowsとMacの両方に対応している上に、キーの押し心地や触り心地がとても良いので、私にとっては神キーボードです。それは、3年間浮気することなく、このキーボードだけを使い続けてきたことからもわかります。

CRAFTのページ
 → Logicoolのハイエンドキーボード【CRAFT】
 → ロジクールのキーボード【CRAFT】とマウス【M590】を1ヶ月間使ってみた感想

ただ、最近になって気になり始めたのが「テンキーが邪魔だな」ということです。最近イスを買い替えたので、それも影響しています。

もちろんテンキーが必要なのでこれを買ったわけですが、毎日使うわけじゃないし、というか必要のない日のほうが多いのです。それなら必要なときだけこのCRAFTを使って、普段は別のテンキーレスのキーボードを使えばいいという結論に達しました。

そこで調べてみると、ロジクールの「MX Keys Mini」というモデルが数ヶ月前に発売されていました。

もともと「MX Keys」というCRAFTのダイヤル(クラウン)のついていないモデルがあったのですが、それはテンキーがついているモデルで、Mini のほうはテンキーレスモデルです。

「私にぴったりじゃん。もうこれを買うしかない」と思うのと同時に「メカニカルや静電容量無接点のキーボードも使ってみたいな」とも思いました。

いろいろと調べて検討した結果、静電容量無接点方式のキーボードは、テンキーレスモデルはあるものの、日本語配列がなかったり、ファンクションキーがなかったり、やたら大きかったり分厚かったりして私にピッタリ合うものがないので、除外しました。

こうなるとメカニカル一択になるわけですが、通常のメカニカルキーボードは厚さが35mm以上あるものが多く、薄いパンタグラフを使い続けてきた私には多分無理だなと思いました。パームレストを使うなんてもってのほかです。

そうなるとかなり絞り込まれてきて、メカニカルキーボードの中にはロープロファイルという厚さの薄いキーボードがあり、有名どころだとそれほど種類は多くないと思います。しかも、無線で色が白いものだと、ロジクールのG913 TKL 一択です。さらに、BLUETOOTHをあまり信用しておらず、USBで接続するタイプの無線しか認めないので、結局ロジクールに戻ってくるわけです(ロジクール最高!)。

ということで、G913 TKL に絞り込まれたわけです。しかし、このモデルはカーボンと白の2色があり、カーボンは3種類のキースイッチから選べるのですが、白はなぜかタクタイル(茶軸)というスイッチ一択です。私はリニア(赤軸)という軽くて静かなスイッチが良かったのですが・・・。それにしても、なぜ色によって選べるスイッチが変わるのか、貧弱な私の脳では理解できません。

メカニカルキーボードを触ったことがない私が、いきなり3万円もするものを買うのはリスクが高すぎると思ったので、アマゾンでいろいろな種類のキースイッチがついている「アクリルキーボードテスター」というものを買ってみました。

中国から送られてきたので、10日くらいかかりました。

「CHERRY」って書いてあるので、たぶん本物?

私が知りたかったのは茶軸と赤軸の違いです。茶軸の方はゆっくり押し込めば途中で引っかかりがあるのがわかりますが、赤軸はまったく引っかかりがありません。ただし、普通にタイピングする場合は、ほとんど違いがないように思えました。

「タクタイルでもいいか」ということで、G913 TKL ホワイトを購入しました。

開封

キーボードを買ったのが3年ぶりなのでワクワクします。

おぉーーー!思ってたより白いです。

画像だとLEDが光っているものが多かったので、光っていない実物を見るとめっちゃ白いです。素晴らしい!

中身を全部出しました。

右下のケーブルはマイクロUSBです。知ってはいましたが、うーん・・・。

その隣はUSBレシーバーです。レシーバーにくっついている長方形のものは、パソコンからケーブルを伸ばしてきて、レシーバーとマウスと近づけて使用するためのものです。私は使いません。

その隣はステッカーとか紙類です。ロジクールGの製品を買うのが初めてなので、このステッカーも初めてです。でかい。

キーの触り心地はサラサラして柔らかい感じでかなり良いです。

上にある丸いボタンはゴムっぽい素材です。

右上にある音量調節のコロコロはカチカチしないタイプです。これは使いづらそう。カチカチするタイプであれば使えるのにもったいない。実際に使ってません。無効にしたい。

動画とかレビューを見ると、アルミの土台が高級感があると言っている人が結構いましたが、私は土台よりもキーのほうに高級感を感じます(黒だとまた違うのかも)。

工業用のアルミ製品を毎日のように見ていた時期があるので、このキーボードのアルミは面が粗すぎて安っぽく見えてしまいます。たぶん筋が残っている方が一般的にはウケるんでしょうけど、コストは低いです。ただ、触っても痛くない程度に面取りされているのはさすがです(アップル製品は面取りが小さすぎる)。

問題のタクタイルですが、キーストロークが短いので感覚的には少し重い赤軸という感じです。パンタグラフをずっと使っていた私でも全然使えそう。

購入前から気がついてはいましたが、CRAFTと比べると左のSHIFTから右のSHIFTまでの距離が長いです。

使ってみた

接続方法

一応基本的なこととして、接続方法はBLUETOOTHでの無線接続と、パソコンのUSBポートにレシーバー挿して接続するLIGHTSPEEDという無線接続があります。

CRAFTでは有線接続ができなかったのですが、ダメもとで試してみると動きました。これはありがたい仕様(逆になぜCRAFTは動かないのか)。有線接続する場合は、LIGHTSPEED接続のモードにしておく必要があります(キーボードの左上のボタンを押すだけ)。BLUETOOTHモードでは動きませんでした。

打ち心地、触り心地

まずテンキーレスで横幅が短いのでマウスが使いやすいです。普段使いはやはりテンキーレスが良いですね。なんでもっと早く気がつかなかったんだろう。

文字入力も今のところ問題はないです。キーストロークが短い上に、一番奥まで押し込まなくても反応しているので、「あれっ?押せてない」みたいなことはないです。キーボード自体にそれほど厚さがないので、手が疲れるということも今のところないです。

音はそれほどうるさくありませんが、カチャカチャ音がしっかりとなっていて気持ち良いです。近くで他の人が使っていたらかなり気になるレベルではありますが・・・。

追記:姿勢によっては手首がかなり疲れます。パンタグラフでは全然気にならなかったので、たぶん高さがあるからだと思います。疲れない姿勢を見つけられれば克服はできそう。(2022年4月2日)

接続の安定性、遅延

無線のキーボードって、しばらく使わないと勝手に接続が切れるのですが、CRAFTを使っていたときは、接続直後にキーを押すと押しっぱなしになることがあってかなり困っていました(その前に使っていたエレコムのものもそうでした)。しかしこのキーボードはそれがないです。BLUETOOTH接続で試している回数が少ないのでそちらはわかりませんが、LIGHTSPEEDでは今のところ一度も起きていません。素晴らしい。

BLUETOOTH接続でマイクラをやったりしてみましたが、接続が切れたりすることはなかったし、遅延なども感じられませんでした。若干違和感を感じることはありましたが、それが遅延によるものなのか、いつもと違うキーボードを使っているからなのかはわかりません。

追記:Bluetooth接続でマイクラをやるとやはり遅延はありました。違和感の正体は遅延でした。マイクラをするときはLIGHTSPEEDで接続してます。LIGHTSPEEDなら遅延はまったく感じません。(2022年4月2日)

BLUETOOTHでも一応問題なく使えることがわかったので、WindowsはBLUETOOTHで、MacはLIGHTSPEEDで使っています。

マウスは逆に、MacをBLUETOOTHにして、WindowsをUnifying(USBレシーバーを使う無線接続)で使っています。これまでの経験から、私の環境ではBLUETOOTHで接続する数を増やすと不安定になることがわかっているからです(キーボードとマウスをBLUETOOTH接続して、スピーカーもBLUETOOTHでつなげると、まともに音がならない)。

G HUB とキー配置

G HUB というアプリを使うとキーボードの設定がいろいろとできるのですが、レビューなどを見ると「バグだらけ」「使いにくい」という酷評が多いです。

実際に少し使ってみましたが、時間が経って修正されているのかバグらしきものはなかったと思います。というかバグに出会うほど使い込んでないです。使いにくいというより、機能が少なくて使えません。私はキーの配置を変えたいだけなのです。

G HUB でのキーの割り当ては、ファンクションキーに機能を割り当てることしかできません。「Fn + ファンクションキー」の割り当てもできない。これが普通なのかもしれませんが、私はキー配置を変えられるアプリだと勝手に思い込んでいました。LEDの光り方を変えるのが主な機能みたいです。因みに、音量調節のコロコロに他の機能を割り当てることもできません。

そもそもこのキーボードはMacに対応しているものだと思っていましたが、Macでも動くけどMacのキー配置に対応しているわけではないみたいです。Windowsにしか対応していないキーボードは初めてだったのでかなり戸惑いました。

まず「かな」と「英数」の入力切替が「CTRL + スペース」じゃないとできない。そして「Windowsキー」が「COMMAND」で、「ALT」が「OPTION」になっていて、通常のMacの配置とは逆になっています。

しばらくこのキー配置で使ってみましたが、使えないことはないです。しかし、このキーボードのためだけにこの配置になれるのは良くないなと思いました。

Karabiner-Elementsでキー配置変更

キー配置を変えるために「Karabiner-Elements」というソフトを使ってみました。

英語なので日本語のサイトを見てセットアップを進めました。

参考にしたサイト → サンデーゲーマーのブログWP

使い方はここでは説明しませんが超簡単です。G HUBにもこの機能をつければいいのに・・・。

まじで神アプリ。

LEDを光らせてみた

ピカピカ光る機能はまったく興味がなく、これをなくして価格を安くしてほしいとさえ思っていました。しかし、実際に光らせてみるとめちゃめちゃ綺麗で、たまに光らせて鑑賞してます。

G HUB で光り方を変えられるようなので、今度やってみようと思っています。すぐに飽きるかもしれませんが・・・。

まとめ

おわりに

価格についてまったく触れていませんでしたが、私は楽天市場のロジクール公式ストアで購入したので30,250円でした。ただ、アーロンチェアを購入したときのポイントが2万ポイント近くあったので、あまり高い買い物をしたという感覚がありません。

よく考えたら3万円のキーボードってバカ高いです。アーロンチェアを購入したことにより、金銭感覚がおかしくなっています。

たぶんオーディオ機器と同じで、ある程度の価格以上になると性能差が小さくなり、あとはついている飾りが違うだけです。

ただし、ひとつだけ言えるのは、

「このキーボードめっちゃ良い」

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