【マイクラ装置】レッドストーン信号を伝えるアイテム(伝達部品)
「Java Edition 1.16.4」で確認したものです。バージョンが違う場合、挙動が変わる可能性があるのでご注意ください。
ネット上の情報と照らし合わせながら書いたので、ゲーム内で使われている名称と異なる部分もありますが、察してください。
レッドストーンダスト
用途
- 信号の伝達
設置
不透過ブロックの上面や一部の透過ブロックの上面に設置できます。レッドストーンダストが設置されているブロックが取り除かれると、ダストはエンティティ化します。
設置されると、隣接するダストや隣接するブロックの上下1マスにあるダストと接続されます。また、隣接するレッドストーンコンパレーターやレッドストーンリピーター、動力部品などとも接続されますが、上下1マスにあるものには接続されません。機械部品やその他のブロックに対しては自動的に接続されない場合があります。周りに接続される部品がない場合十字形のダストとなりますが、右クリックするとドットの形になります。十字形の場合は、四方にある機械部品にも動力が伝わります。
動作・振る舞い
レッドストーンダストは動力源にはならず、信号を伝えるだけです。信号が伝わるのは接続されている部品とダストの下にあるブロックです。
ダストは動力源にはならないので、機械部品に隣接していたとしても接続されていなければ機械部品は作動しません。ただし、信号が不透過ブロックに伝わり、その不透過ブロックに隣接している機械部品は作動します。この場合も不透過ブロックが動力源になるわけではないので、この不透過ブロックの横にダストを置いても信号は出てきません。
このように、隣接する機械部品は作動させますが、ダストに信号を伝えない状態のブロックは弱く帯電したブロックと呼ばれます。機械部品以外にもレッドストーンコンパレーターやレッドストーンリピーター、レッドストーントーチに信号を伝えることができます。機械部品を作動させダストにも信号を伝える状態のブロックは強く帯電したブロック(動力源)と呼ばれます。詳しくは「強く帯電と弱く帯電」を参照してください。
下の画像のようにレッドストーンダストと機械部品を配置すると、透過ブロックであるガラスは帯電しないのでレッドストーンランプは光りませんが、なぜかピストンは作動します。ドロッパーなども作動しますが、トラップドアなどは作動しません。これは準接続と呼ばれるらしいのですが、詳しくはわかりません。
ダストを通った信号は信号強度が1ずつ低下していき、0になると信号を伝えなくなります。
上下1マスの段差になっている接続部に不透過ブロックを置くと回路は切断されますが、ガラスやハーフブロックなどの透過ブロックを置いても切断されません。
透過ブロックの段差は不透過ブロックと同じように上がることはできますが、下がることはできません。これがバグなのか仕様なのかわかりません。
レッドストーンコンパレーター
用途
- 信号強度の維持
- 信号強度の比較
- 信号強度の減算
- 信号強度の測定
設置
不透過ブロックの上面や一部の透過ブロックの上面に設置できます。レッドストーンコンパレーターが設置されているブロックが取り除かれると、コンパレーターはエンティティ化します。
動作・振る舞い
正面にレッドストーントーチが1つ、背面に2つついている見た目になっていて、背面から信号を受け取り、正面から信号を出力します。背面の2つのトーチは出力がある場合に点灯し、ない場合は消灯しています。土台に三角形の模様が入っているので、これを信号が伝わる向きと捉えても、正面と背面を判別できます。
信号が入力されてから出力されるまでに1レッドストーンティック(0.1秒)の遅延が発生します。
出力先が不透過ブロックの場合には、ブロックを強く帯電させます。
コンパレーターには比較モードと減算モードの2つのモードがあります。比較モードは正面のトーチが消灯、減算モードは点灯になります。設置時は比較モードになっていて、右クリックで切り替えることができます。
信号強度の維持
コンパレーターは側面からの入力がない場合、背面から受け取った信号の強度を低下させることなくそのまま出力します。例えば、信号強度1の信号を受け取った場合、信号強度1のまま出力するので、コンパレーターを続けて設置していけば、信号強度を変えることなく延長することができます。
信号強度の比較
比較モードは、背面から入力された信号と側面から入力された信号の強度を比較して、背面からの信号のほうが強い、または同じ場合、背面からの入力された信号強度のまま出力します。側面から入力された信号強度のほうが強い場合は出力しません。側面からの入力は左右どちらからでもできますが、両方から入力された場合は、合計ではなく信号強度が強いほうが選択されます。
信号強度の減算
減算モードは、背面から入力された信号の強度から、側面から入力された信号の強度を差し引いた信号強度を出力します。差が0以下になる場合は出力しません。比較モードと同様に、側面からの入力は左右どちらからでもできますが、両方から入力された場合は、合計ではなく信号強度が強いほうが選択されます。
信号強度の測定
コンテナ(チェストやかまどなどアイテムを収納できるもの)に入っているアイテムの量に応じた信号強度を測定し出力します。
信号強度の計算はコンテナのスロット数と、アイテムの量で計算されます。アイテム量が0個の場合は信号強度0(出力なし)、アイテム量が1個でも入っていれば信号強度は1になります。それ以降の信号強度2〜15のざっくりとした計算は、コンテナのスロット数を14で割った数ずつアイテム数が増える毎に信号強度も増えていきます。ただし、アイテム数はスタック単位になるので、16個しかスタックできないアイテム1個は、64個スタックできるアイテム4個と同じになります。装備品などのスタックできないアイテムは1個で1スタックになります。
正確な計算は以下のとおりです。
- 信号強度 = 1 + ((スタック数) / (コンテナのスロット数)) * 14(小数点以下切捨)
- スタック数 = (アイテムの個数) / (そのアイテムがスタックできる個数)
下の図のように、間に不透過ブロックが1つ入っても測定できます。ただし、コンテナと不透過ブロックとコンパレーターが一直線に並ぶ配置のみ有効です。
コンテナ以外にも額縁や大釜、ケーキ、ジュークボックス、エンドポータルフレームなども測定できるようです。
レッドストーンリピーター
用途
- 信号強度の整流
- 信号強度の増幅
- 信号強度の遅延
- 信号強度のロック
設置
不透過ブロックの上面や一部の透過ブロックの上面に設置できます。レッドストーンリピーターが設置されているブロックが取り除かれると、リピーターはエンティティ化します。
動作・振る舞い
コンパレーターと同様に土台に三角形の模様が入っているので、これを信号が伝わる向きと捉えると、正面と背面を判別できます。背面から信号を受け取り、正面へ信号を出力します。出力がある場合に上面についているレッドストーントーチが点灯します。
出力先が不透過ブロックの場合には、ブロックを強く帯電させます。
信号強度の整流
リピーターは、信号が一方向にしか流れない整流作用があります。整流作用はコンパレーターにもありますが、リピーターには下で説明している信号の増幅と遅延の調整機能があり、これらの組み合わせによって簡単なクロック回路を作ることができます。
また一方向にしか出力しない性質を利用して、以下のような隣り合う機械部品に信号を伝えることもできます。
信号強度の増幅
リピーターは信号を受け取ると、信号強度の最大値である15に増幅して出力します。これによって遠く離れた場所にも信号を伝えることができます。
信号強度の遅延
レッドストーンリピーターは信号を受け取ると、すぐに出力せず少し時間をおいて出力します。この遅延させる時間は4段階あり、設置時は1遅延になっていて、右クリックする毎に2遅延→3遅延→4遅延→1遅延となります。各遅延段階によって、リピーターの上面にあるトーチの位置が変わります。
※1遅延は0.1秒。正確には1レッドストーンティックというらしいです。
信号強度のロック
レッドストーンリピーターの側面に、他のリピーターまたはコンパレーターからの入力があるとロックがかかり、上面にあるトーチが岩盤の棒に変わります。ロックがかかると入力の有無に関わらず、ロックがかかる前の出力状態を維持します。つまり、出力がある状態でロックがかかると、入力がなくなっても出力し続けます。逆に出力がない状態でロックがかかると、入力があっても出力がない状態を維持します。