オープンイヤー型のイヤホンを買ってみた【Shokz OpenFit】

※当サイトでは広告を掲載しています

今回購入したのは、Shokzの「OpenFit」というオープンイヤー型のイヤホンです。

私の用途は動画を見ることと、なにか作業をしながら音楽を聴く「ながら聴き」用です。

数日使ってみた感想としては、Macで動画を見ていても遅延が気になることはないし、低音もちゃんと出ています。音楽を聴くにしてもながら聴きであれば十分な音質で、何よりも長時間つけていてもストレスにならないつけ心地なので、これは買って正解でした。

目次

なぜオープンイヤー型にしたのか

ここ数年でヘッドホンやイヤホンを購入し続けて、気がつくとヘッドホン5つとイヤホン1つを使い分けていました。音楽用にヘッドホン2つと、動画用にヘッドホン1つとイヤホン1つ、ものを食べながらの動画用にヘッドホン2つという感じです。

昨年にワイヤレスイヤホンを購入し、そのつけ心地の良さから動画用はすべてワイヤレスイヤホンに変えたいと思っていました。ただ、私が購入したゼンハイザーの「Momentum True Wireless 3」は、外音取り込みがあまり優秀ではない上に、片耳を外すと外音取り込みがオフになる仕様で、使い勝手が悪いのです。しかもカナル型のイヤホンをしながらものを食べると、頭の中で咀嚼音が響いて音が聞こえにくくなるという問題もあり、ヘッドホンを手放せなかったわけです。

そこで目をつけたのがオープンイヤー型のイヤホンです。これなら耳を塞がないから外の音も聞こえるし、咀嚼音も響きません。ノイズキャンセルはないので、Momentum True Wireless 3 は使い続けることにはなりますが、これなら音楽用のヘッドホン2つと動画用のイヤホン2つにまとめることができます。

そんなわけでオープンイヤー型のイヤホンを買うことにしたのですが、結構たくさんのメーカーが発売していて選ぶのも大変でした。最終的にShokzの「OpenFit」を選んだのですが、決め手になったのはバッテリー内蔵のケースがついていることと、価格が2万円台前半だったことです。

開封

質感、形状ともにとても良い箱です。飾るのに適しています。

オープン!

中身を全部出してみました。

巾着袋が入ってました。持ち運び時にケースに傷がつかないようにするには良いかもしれません。

ケースを開けてみました。

ケースは大きめですが、これでもコンパクトにしたという努力がうかがえます。

ケースの見た目は高級感がありますが、フタの開閉は安っぽい感じがします。

本体を取り出して裏返すとこんな感じ。

装着感

耳に引っ掛けるタイプは初めてなので、最初はつけるのに手こずりました。コツが分かれば短時間でつけられますが、ちょっとめんどくさい。

装着した直後はつけている感覚はありますが、1分もしないうちにつけてることを忘れるレベルでとても快適です。

首を縦に振っても横に振っても、逆立ちをしても外れないし、ズレたりもしません。運動しながらでも問題なく使えると思います。

ちゃんと外の音も普通に聞こえるので、思ってた以上に快適です。

音質

まず聴いて思ったのが、音量が小さくても低音がちゃんと出ていることです。最近のイヤホンは全部そうなのかもしれませんが・・・。

かなり音良いかも、と思いましたが音量を上げていくと違いました。70〜80%くらいまで上げると、シンバルや電子音がうるさくてダメです。高音が刺さる刺さらないというレベルではなく、安いスピーカーで聴いているような感じの音です。

ちゃんと比較できるものを持っていないのですが、少なくともゼンハイザーの「Momentum True Wireless 3」と比べられるほどの音ではないです。

もう一つ気になったのは、音が小さいことです。じっくり音楽を聴こうとすると、Spotify側の音量MAX時に、イヤホンの音量を16段階中14くらいまで上げてちょうどいい感じです。あまり大きな音で聴かない私でもここまで上げないといけないので、他の人には足りないんじゃないかなと思います。

ただし、これは音楽だけに集中する場合の話で、私の場合の「ながら聴き」ではここまで音量を上げません。音量50〜60%くらいであれば音が悪いとは思わないので、ながら聴きでは普通に使えます。50%くらいであれば音は悪くないです。

ただ、音質を期待して買うならカナル型のほうが良いかも・・・。

操作性

このOpenFitのタッチ操作は「ダブルタップ」と「プレスアンドホールド(長押し)」の2つです。左右で別々の機能を割り当てることはできますが、元々用意されている組み合わせしかできません。それと機能をオフにすることもできません。

個人的にはオフにしたい。

遅延

Macで動画を見ているだけだと遅延はほとんど気になりませんが、Windowsでマイクラをプレイするとめちゃくちゃ遅延してます。体感的には0.3秒くらいあります。

YouTubeの遅延確認動画で確認してみると、Macは100ms以内で、Windowsは100〜200msくらいでした。これがコーデックの違いなのか機器の違いなのかはわかりませんが、このイヤホンのコーデックはSBCとAACだけっぽいので、コーデックの影響は大きいと思います。

ゼンハイザーのトランスミッター「BT T100」(送信機)でも確認してみましたが、遅延は100〜200msでした。このトランスミッターはAACがなくてSBCになると思うので、Windowsと同じですね。でも、このトランスミッターを使ってテレビを見ていますが、遅延が気になったことはないです。動画は問題ないけどゲームは厳しいという感じですね。

接続性

ペアリング自体は問題なくできるのですが、いざ使おうとして接続しようとすると、全然接続してくれないことが度々起きます。1,2回で接続することもありますが、5,6回やっても接続しないこともあります。

スマホのアプリで接続先を指定できるので、なかなか接続してくれないときは、スマホから接続してます。今のところ起きてはいませんが、スマホ自体に接続してくれないとお手上げです。

まとめ

感想

初めてオープンイヤー型のイヤホンを使ってみましたが、かなり快適です。つけるのに少し手間取りますが、外れたりズレたりしないので、そのあたりはよく考えられています。

2万円を超える価格を考えると音質はちょっと残念な感じはしますが、動画を見る用途で買っているので、まぁ良いかという感じです。

購入前はゲームでの使用を考えておらず、この装着感であればゲームでも使いたいなと思ったのですが、WindowsだとSBCでしか接続できないのは想定外でした。遅延がひどすぎる。

価格を考えるとちょっと高いような気はしますが、私の用途は満たしているし、装着感もかなり良いので十分満足しています。

オーディオ」のページ