ノートは大きすぎると使わなくなる

なにかの本で「ノートは大きくて線の入っていない無地のものが良い」と書かれていました。確かに大きいほうがパッと見たときの情報量が多いですし、線がないほうが枠組みにとらわれない自由な発想がでてくるという考え方は納得できるものでした。

そして私はA4サイズの無地のノートを購入したわけですが、いくつか問題点が出てきました。これらは、私の使い方ではそうなったというだけで、環境や使い方によってどれが良いのかは変わってきますのでご了承ください。

ノートは大きすぎると、パソコンと併用できない

まず問題になったのは大きすぎて使いにくいことです。ノートになにかを書き込むとき、基本的にはパソコンのキーボードの手前に置いて書き込みますが、A4サイズだとキーボードをかなり移動させないとノートが使えません。

ノートを使わないときはモニターの横に置いていましたが、大きいのでかなり邪魔です。そして棚の中にしまうことになり、取り出す機会も減っていきました。

ノートに線が入っていないと、結局自分で線を引くことになる

私は一冊のノートに、予定やタスク、アイデアなど何でも書き込んでいくという使い方をしているので「無地の方が良いかなぁ」と思って無地を選んで使っていました。ただ、「今月の予定」や「今週中に終わらせるタスク」などが埋もれてしまわないように、結局自分で線を引っ張って使っていました。

無地のノートを使う利点はおそらく、図を描くときに線があると邪魔になってしまうことだと思いますが、私はほとんど図を描かないので全く恩恵を受けられていません。それどころか、線がないために見返したときにむしろわかりづらくなっています。

自由な発想も大事だけど、枠組みの中でアイデアを出す能力のほうが大事

冒頭にも書きましたが、「線がないほうが枠組みにとらわれない自由な発想がでてくる」という考え方は納得できるものです。ただし、枠組みがないと「どのように書き始めようか」とか「文字の大きさがバラバラだと見にくくなるから、できるだけ統一しよう」とか余計なことを考え始めてしまい、無駄な時間が増えてしまう恐れもあります。

そもそも「枠組みがないほうが新しいアイデアが出てくる」ということ自体に疑問もあります。日常生活で新しい発想が出てくるのは、何らかの制約(枠組み)がある中で、どうすれば問題を解決できるのかを考えたときだと思います。北野武さんが、何かの本の中で似たようなことを書いていたのを思い出したので調べてみると…ありました。映画の撮影に関する話です。

「コンピュータグラフィックっていうのは、つまり絵だから、セットのように物理的な制約を受けない。だからあらゆることが自由自在に表現できるって思われがちだけれど、そうなったら逆に発想が広がらなくなってしまったというわけだ。」

北野武『全思考』 幻冬舎、2013年(Kindle 位置No.2517)

A5サイズのノートに移行

上述した理由により、ノートを買い替えました。

新しく買ったのは、王道の「コクヨ Campus」です。A5サイズの普通横罫。サイズ的にもちょうどよく、横罫が入っているので使いやすいです。これならあまりじゃまにならないので、継続して使用できそうです。

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