ダイソンの空気清浄ファンヒーターを買ってみた【HP10】

いつから使っているのかわからない扇風機。下手したら20年近く使っている可能性もあり、火事の危険もあります。
ということで、ダイソンの空気清浄機付き扇風機を買いました。
新しい扇風機を買おうと思ったときに思い浮かんだのが、ダイソンの扇風機です。空気清浄機も付いているので、今使っている空気清浄機と扇風機を1つにまとめられるというメリットがあります。
ダイソンの扇風機にはいくつか種類がありますが、「空気清浄機+扇風機」のものは高さが1m以上あり、さすがにデカすぎだと感じたので、高さが30cmほど低い「空気清浄機+扇風機+ヒーター」の3つが1つになっているものにしました。ヒーター付きの方が価格は高いのですが、なぜか背の高さは低いです。
ヒーター付きの中でもいくつか種類がありますが、私は一番新しい「HP10」を選びました。
開封

日本の家電っぽい箱です。

ここが開くのか。取り出しやすくて良いですね。

第一印象は「でかい」です。
購入前に寸法は確認してありましたが、実際に見てみると76cmはやはり高いです。白だから余計に大きく見えるのかもしれません。もう少し低くならないでしょうか。
上半分は光沢のある白で、下半分は光沢のない白です。光沢のある白の表面はツルツルしていますが、表面処理をミスったのか一部ザラザラしています。

電源ケーブルは太めです。最大電力が1400Wなので仕方ないです。電源プラグはコンセントに直接さし込めと警告があります。

ここでフィルターが外せるのかな?

下げたら簡単に外れました。フィルターが分厚いんだなこれ。

リモコンもシンプルで良いです。これも光沢のある白です。

透明です。
もしかしたら、部分的に透明にしたり穴を開けたりするより、全体を透明にしたほうがコストを抑えられるのかもしれません。
反対側も透明になっていて、そちらはプラスドライバーでネジを外して電池が交換できるようになっています。

↑この状態が
こう↓

私は購入前に知っていましたが、まさかここが動くとは思わないですよね。

全体を見るとこうなります。下向きです。

上向きにもできます。
構造上可動範囲は狭いです。
使ってみた
温風
電源を入れてみると、最初はヒーターになっていて温風が出てきました。想像していたよりも暖かく、手を近づけると熱いと感じるぐらいの熱風です(火傷するほどではないです)。ただし、電気だけで温めるヒーターは消費電力がやばいので、使うことはほぼないと思います。
涼風
涼風の方は風量を1〜10で設定できます。
これまで使用していた扇風機は、羽根3枚の昔ながらの形状のものです。風量は弱・中・強の3段階で、弱でもそこそこ強い風がきます。
この風量弱と同じ強さの風になるまでダイソンの扇風機の風量を上げていくと、9ぐらいでした。音はかなりうるさいです。たぶんうるさいのはモーターの音ではなく、中で風が流れている音だと思います。
逆に風量弱の音量に合わせようとすると、ダイソンの扇風機の風量3くらいになります。
昔ながらの扇風機に慣れていると、ダイソンの扇風機は風量と音量が一致しない気持ち悪さがあります。構造を考えると仕方のないことだと思いますが、それにしても風が弱い・・・。
見方を変えると、これまで使っていた扇風機の風が強すぎるとも言えます。実際に使用する風量は「弱」がほとんどで、たまに「中」を使うくらいです。弱でも強いと感じることさえあります。
最近は(と言ってもだいぶ前から)羽根の多い扇風機が増えています。羽根の枚数が増えると、風が柔らかくなり弱く感じます。また、羽根の枚数が増えるとともに、音も大きくなるらしいです。つまり、ダイソンの扇風機も時代の流れに沿っているものと言えます。
ただし、この風量で夏を乗り切れるのかという不安はあります。これは夏になって実際に使ってみないとわからないです。
【追記】ダイソンの扇風機にフィルターが付いていることを考慮していませんでした。フィルターを外すと風量はかなり上がり、風量5か6くらいで羽根3枚の扇風機の「弱」と同じくらいになります。フィルターを外した状態で使用することはないと思うので、あまり意味はないですが・・・。
他の空気清浄機との比較
私がこれまで使用していた日立の空気清浄機クリエアでは、風量を静・中・ターボの3段階に設定できました。1日中風量「静」でつけっぱなしにしていたのですが、ダイソンの風量1がクリエアの風量「静」と同じくらいの音量です。
AUTOモードにすると風量1よりも音は小さくなりますが、モーターの回転数が低すぎるのか、音が安定しないことがあります。たまにどこかが振動しているような音もします。それほど大きな音ではないですが、風量1の方がホワイトノイズとしては優れています。
日立のクリエアでは、自動モードにしてその部屋で食事をすると匂いに反応して風量が上がりますが、ダイソンはAUTOモードで食事をしても風量は変わりませんでした。これについて少し調べてみましたが、よくわかりませんでした。もしかしたら匂いに対しての感度はあまり高くないのかもしれません。ちなみに、虫よけスプレーには反応しました。
少し気になったのがフィルターです。フィルターはメンテナンス不要で、ダイソンのサイトでは5年に1回の交換で良いらしいのですが(使用状況にもよる)、この製品はほこりを取り除くプレフィルターがついていないんです。
フィルターを取り外して見てみたのですが、フィルターに目の粗い網が付いているので、プレフィルターも兼ねているのだと思います。絶対ほこりが詰まる気がするのですが、本当にメンテナンス不要なのか?
ダイソンのサイトに取扱説明書があったので見てみると「詰まりがあった場合、柔らかいブラシで取り除きます。」となっています。メンテナンスいるやん!
ほこりはフィルターを外さなくても、穴の外から掃除機で吸えば取れそうです。
他
上で紹介してないもので、首振り、連続モニタリング、ナイトモードなど、他にも機能があります。
首振りは45°、90°、180°、350°の中から選択できます。350°は普通の扇風機にはないと思うので、なかなか面白い機能です。
連続モニタリングは、空気の状態を記録してアプリで見ることができるらしいです。私は今のところ使ってないです。
ナイトモードは、部屋を暗くするとディスプレイが消え、風量も1から4の範囲に限定されます。また、電源が自動でオフになるスリープタイマーもついています。スリープタイマーは1時間、2時間、4時間、8時間から選べます。
まとめ
- 意外と大きく感じる
- 温風はかなり温かい
- 涼風は風量が弱く、音が大きい
- 空気清浄機としては、音量は普通に静か
- フィルターはメンテナンス不要となっているけど、ほこりは取る必要がありそう
感想
最初は風量の弱さに「これは失敗かも」と思いましたが、羽根3枚の扇風機の風量強すぎ説はあるなぁと考え直しました。上述しましたが、これは夏になって実際に使ってみないと結果は出ないので、とりあえずは使い続けてみようと思います。
私はほぼ1日中空気清浄機をつけっぱなしにするので、フィルター交換も早くなるとは思いますが、純正品は価格が7700円もするので、たぶん2〜3年に1回くらいしか変えないと思います。
あと、もう少し高さが低くならんかな〜。